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アクションを期待するホームページ制作で大事なこと

さくら

 

先日、ECサイト(インターネットショッピングができるホームページ)のプチセミナーを開催するにあたり資料をまとめていく中で、今まで漠然と感じ進めていたことを少し体系化することができたので、今日はその話を少し。

 

具体的には、何かしらのアクション(商品購入やお問い合わせなど)を期待するホームページを構築する際に大事なことです。

 

 

3C分析をもう少し細かく具体化にしてみる

 

ECサイトに限らず、閲覧しているユーザーに何らかのアクションを期待するホームページを制作する際に、3C分析を使う場合があります。これは、何もホームページだけでなく商品やサービスを世に送り出す際に、商品やサービスを客観的に捉え、展開していく上でどうするべきかを分析し戦略を立てるときに有効な手法の一つだと思います。

 

3C分析については詳しい書籍なども数多くありますので、知りたい方はぜひ検索してみてください。

 

今回は、3つのCについてだけ簡単に説明します。

 

Customer(顧客)
Competitor(競合)
Company(自社)

 

商品やサービスを取り巻く、この3つのCを関係性から分析しましょうというもので、例えば、それぞれのCを深堀する上で、顧客と競合、顧客と自社、競合と自社といったようにそれぞれの関係性を見て、状況を客観的に明確化し分析することで、その後の戦略を立てるヒントや根拠にしましょうという主旨と認識しています(1、2冊の本を読んだ限りでは…)。

 

私個人は、これがナカナカ使うことができず(似たようなことはしている)、今一つしっくりきていなかったのですが、以下の2つを付け足すことで具体的になり、理解しやすいことが分かりました。

 

 

3C分析の前にCompany resourceを加える

 

経営とすれば当たり前で、あえて分析から外していると言われればそうなのかもしれませんし、Companyの自社がそれを意味しているのだと言われればそうなのですが、分析を考える上で、Companyは自社の強みとして考えることが多く、Company resourceつまり自社の体力、資源と分ける方がシックリくることが分かりました。

 

具体的に言うと、対象となる商品やサービスがあった場合、自社がその商品やサービスを世に送り出す過程において投資できる額(体力)です。例えばそれは、商品開発であり、パッケージ周りであり、ブランディングの活動であり、販売促進に関わる広告であったりを行う費用です。

 

もちろん、商品やサービスを世に送り出すので、その予算はあるハズ!となるかというとそういう事はあまりなく、明確な根拠の上に算出された予算ではなく、「自社における利益や資金から算出される身の丈の予算」、つまり「投資できるのはこれくらいの予算」ですという事が多いと感じています。

 

この状況は企業である以上、自然と出てくる答えであり、投資額は身の丈や身の丈に応じて裾を広げる(借入れ)ことになり、自ずとどこまで投資できるかがわかります。なお、この場合、実は資金だけでなく、自社の人材などの資源も含まれます(雇用など)。

 

となると、上記の3Cを行う上で、一番最初に己を知ることが一番大事になります。

 

そうすることで、次の段階である3Cは全く別の視点で進むことができます。

 

予算がないのであれば、最終目的を見据え、全体を俯瞰して早く効果を得られる(現金化できる)であろう方法に注力するべきであり、理想を実現するための足場を整える作業が最優先となります。地盤がしっかりしていない場所に城を建てるわけにはいきません。

 

 

最後にMessageを加える

 

Company resourceつまり自社の体力(資源)を知り、3C分析を行った後は?

 

色々な手法を試し、目標を達成するという方法もひとつの有効な手段だと思います。しかし、Company resourceで挙げた自社の体力には限界があります。では、どうするのか?

 

Messageつまり、商品やサービスをユーザーに伝える上でコアとなる部分を明確化し、そのメッセージを効果的に伝える手法(プラットフォーム)を戦略的に利用することが必要になってきます。つまり、数を打てば当たるのではなく、限られた球数(体力)で的確に拾っていく形です。

 

経験上ですが、Messageの段階が非常に重要で、

 

Company resource(自社の体力・資源)
Customer(顧客)
Competitor(競合)
Company(自社の強み)

 

と分析をしていった時、ほぼ競合も同じ分析をしていると考えるのが正しいと感じています。

 

なぜなら自社の体力(資源)以外は、公開されており調査できる範囲の情報であることが多いからです。(補足すると、自社の強みは、競合他社分析における他社の強みとして織り込まれます)

 

ではその上でどう伝えるのか?伝え方によって結果が大きく左右されることになります。

 

例えば、商品開発から世にアウトプットされるパッケージなどのデザインも含め、一貫してコアなMessage(商品やサービスの生まれた背景から目的、そしてターゲットがどの様になって欲しいかの未来像など)を作り上げることも有効な方法です。

 

この部分は分析というよりアウトプットの部分となりますが、非常に重要な部分だと思います。

 

まとめると、アクションを期待するホームページ制作を行う上では、

 

Company resource(自社の資源)
Customer(顧客)
Competitor(競合)
Company(自社の強み)
Message(相手に伝える)

 

の工程が大事だと考えます。

 

今後も、お客様に合わせ一つ一つ突き詰めていければと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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