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セミナーをする上で気を付けたいこと

 

ホームページや映像、印刷物の「制作」が弊社の業務です。ことホームページについては運用という側面が大きく、ホームページからのアクションをユーザに求めるならば、制作より運用が何倍も大事だという事はご存知の方も多いかと思います。

 

そのためホームページ制作時の運用面とシステムのすり合わせだけでなく、納品直後のアフターフォローとして運用ツールであるブログシステムなどホームページ内の情報発信ツールの役割・目的の説明から、求められる内容と書き方・発信の仕方、気を付けるべきルール、そしてSNSの特性に合わせた連携の仕方などを納品した企業の社員の方に向けてプチセミナーを行うことが数多くあります。実際は、慣れていただくために半年ぐらいの期間で数回行う場合もあります。

 

そのような形で、小さいながらもセミナーを行っている中、日々感じることを少しお話しできればと思います。

 

 

セミナー対象者と目指すべきゴール

 

セミナーの開催経緯(募集タイプや対象団体に行うタイプ)や規模に関わらず大事なことは、セミナー対象者および参加者の状況を見た上でどのようにゴールを設定するか?導くか?があります。

 

例えば、登山というテーマでセミナーをするならば、初心者が中心であればトレッキングから始め、まずは山登りの楽しみを知ってもらうことが必要であり、経験者が集まるセミナーであればそれなりの山の登山についてセミナーをする必要があるでしょう。この時、先にテーマを告知しているわけだから、そのレベルに合わせた参加者が来ているはずで、そのような配慮は必要ないと考えるのも一理あります。ただし、それはセミナータイトルや周知の仕方などにより、ズレることが多々あります。正直、主催者側がレベルに合わせた訴求や集客が出来ていないダケかもしれませんが…。

 

つまり、セミナーに参加してくれる方々は、色々なハードルを越えてきてくれており、自身がセミナーで披露する以上、舞台・観客席の状況は確かめた上に臨機応変に対応する必要があると考えます。

 

 

掴みの挨拶でセミナーの良し悪しが決まる

 

実は、セミナーが上手な人は人前で「あいさつ」を求められたとき、上手に話ができる人だったりします。それは、どんなシーンでも上手くいくネタをもってるのではなく、その場の状況を把握した上で、挨拶の掴みネタライブラリから参加者に刺さりやすいモノを選び、さらにこちらから伝えたいメッセージをうまく載せて話せる人だったりします。

 

多くの方が、威厳がある、立派な挨拶が「良い挨拶」と思っていらっしゃると思いますが、お笑い芸人と同じで「どれだけ参加者の共感と巻き込みを計れたか?」が挨拶の評価であると思っています。

 

それは挨拶をしている側から見て、聞いている人の表情を目の当たりにすることでわかります。眠そうなのか、スマホが気になるのか、コイツは何を話すんだろうかと虎視眈々と見ているのか。

 

決して、自分の主張だけをする発表の場ではありません。主張に興味関心を持たせる努力が必要です。

 

と、お客様に企画を提案する場もそうなんですが…、悲しかな私自身もまだまだですが…。

 

 

セミナーの小ネタは、その場で変えれる様に

 

企業、団体に行うセミナーも多いので特にですが、会場に入ったときの状況、掴みの挨拶で見える状況によりゴールに合わせ小ネタを調整することが数多くあります。

 

完璧主義者であった某アップルコンピュータの神プレゼンは、プレゼンの数か月前から籠り固めていたという話は有名ですが、多くの場合、それだけ場を支配する力がないので、場の状況からこちらが意図するゴールにどれだけ多くの参加者にゴールテープを切らせるか?がセミナー講師の力量だと思います。

 

例えとすると、観客の様子を見た上で選曲を変えるDJに近いのかもしれません。

 

理想は、自身の選曲を変える必要がないぐらいに自身のファンを集める、かもしれませんが、現実はそうでもなく冷静に状況を判断する視点。大事なのは、ゴールにどれだけ多くの人を到達させるのか。

 

そしてさりげなく、質疑応答が一番のポイントであり砦だったりします。

 

最後の質問が一件もないというのは、参加者を巻き込めなかった証拠。

 

「挨拶」や「プレゼン」で「場」をコントロールするというのは、設えるだけでなく、状況を判断し調整できる能力である。それは各種制作物にも通じる部分であり、日々の販促活動に大変参考になるシュミレーションの場ともなります。今後もセミナーを通してお客様の販売促進活動支援につながるノウハウを自分自身もさらに磨いていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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date 2017.02.20

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